2004.11.30

チョコエッグはゾッキ食玩だった!

 出版の世界には「ゾッキ本」という言葉がある。
 書籍の著者取り分である印税は、通常は実売ではなく、刷り部数に応じて、一括で支払われる。
 で、これに乗じて、著者に申告するようりも多めに印刷するとどうなるか? その分は出版社がまるもうけということになる。著者向けのゴマカシばかりでなく,、税金の関係で多めに刷ることもある。
 もっとも、多めに印刷しても、現金に結びつかなければ意味がないが、そこはそれ、ゾッキ専門のルートを通じて古本屋に流せば、版元には税務署関係なしのげんなまが転がりこむわけである。
 実はこれ、手形が落とせず青息吐息の会社には非常手段として「有効」だったりするし、中にはゾッキが日常茶飯時になってる出版社もあったりする。
 みなさんご存じの「良心的出版」で知られるあそこもそこもあの会社までゾッキ常習犯だったりするのだ。

 で、食玩の世界じもゾッキってあるんですね。

菓子おまけで違約金1億6000万円命じる
 卵形のチョコレート菓子「チョコエッグ」などにおまけとして付ける精巧な模型をめぐり、「菓子の製造数を過少報告し、模型の独占使用料をごまかした」として、模型製造会社「海洋堂」(大阪市)が「フルタ製菓」(同)に違約金など約1億8000万円を求めた訴訟の判決で、大阪地裁は25日、約1億6000万円の支払いを命じた。

 そもそも、チョコエッグは,フルタ製菓のあととりでもあった企画部部長兼常務取締役の古田豊彦氏の尽力によるもの。その豊彦氏が一族の内紛で追放され、新体制のフルタ製菓から海洋堂に「あいつにゃ仕事まわすな」という居丈高な通告があったのに、海洋堂の若旦那が切れて縁が切れたのが2002年のこと。

 詳しい事情は、
■さらばチョコエッグ(2002 2/4)
-フルタ製菓と海洋堂関係終了のお知らせとおわび

 を読んでいただくとして、

 そうか、収めるべき金もごまかしてたんだ、フルタ製菓。
 よっしゃあ、おめでとさん、海洋堂。

 しかし、豊彦氏は知らなかったのだろうか、このゴマカシ。
 知らされてなかったんだろうなあ、そんな境遇だからこそ追放されたんだろうし。


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