2004.07.16

人食いカンガルー? いや人食いパンダ?

 以下のニュースをみて、あせりまくりました。

豪で野生カンガルー凶暴化、千頭駆除へ…愛護団体反発> 
>【シドニー=樋口郁子】オーストラリアの首都キャンベラ周辺で、干ばつの影響で
>野生のカンガルーが凶暴化、人を襲ったり、畑を食い荒らす被害が相次いだ
>
> 今月初めには、キャンベラ北郊で、空腹のため凶暴化したカンガルーが
>犬を散歩させていた女性を襲い、けがをさせる事件も発生。

 えっ、カンガルーって、もしかして雑食だったの?

 あわてて、チェックに走りました。
 ところが、手元でまずは調べた平凡社の世界大百科だと、主に草食といった微妙な
書き方で、肉をたべることがあるかどうかは不明。
 ひえええ、もしかして人食いカンガルー?

 と、さらに、調べてみると、わかりました。

 小学館の百科、『スーパーニッポニカ』によれば、カンガルは、
>哺乳(ほにゆう)綱有袋目カンガルー科に属する動物の総称。この科
>Macropodidaeには約15属65種が含まれる。
 なんで、なかには……とも思えるのですが、
>狭義にはそのうち
>のカンガルー属に含まれる大形種をさす。
 わけで、カンガルー属が、いわゆる「カンガルー」のことであり、このニュースに
おける「カンガルー」だということをおさえた上でさらに読むと、

>小形種の一部に多少雑食傾向があるほかは、すべて草食性である。

 ああ、よかった。

 思わず、カンガルーの大群がキャンベラかメルボルンの街をおそって、逃げる群衆
を食いちらかすシーンを思い浮かべてしましまいました。


 ちなみに、パンダは、歯の構造など、解剖学的には、露骨な肉食動物的特徴をもち、
そもそも、分類は、『スーパーニッポニカ』によれば、
>哺乳(ほにゆう)綱食肉目パンダ科

 さらに同事典によれば、

>野生のものでは、魚、小動物を食べたという記録もあり、ロンドン動物園ではニワト
>リのもも肉、上海(シヤンハイ)動物園ではウシの肋骨(ろつこつ)を炭火で焼いたもの
>を与えていた例がある。
 そうで、原生種も立派な雑食動物です。

 ……
 で、さらに調べてみたら、パンダの命名は、レッサー・パンダへのヨーロッパ人の
呼称から。

>シンプスンという名のインド探検家が、「ニャリア・ポンガ」(このネパール語がな
>まって「パンダ」という、意味のない言葉になりました)の生きた個体を3頭捕え、
>その内の1頭を(かなり哀れな姿になってはいましたが)ロンドン動物園へ持ち帰り
>ました。
>彼は動物園の園長バートレットに、航海中この動物に米の飯と草と干し草とミルクを
>与えたと語り、バートレットはこの動物虐待を嘆きました。
>彼がその捕獲者に断乎として、肉食動物の健康を保つには新鮮な肉が必要である、と
>語ったであろうことは想像に難しくありません。
 で、下記の「パンダ」はあくまでも「レッサー・パンダ」のこと。
>シンプスンが彼に反対して、自分が問い合わせたところではパンダは純粋な草食性だ
>と述べたときにも、バートレットはただ軽蔑の笑いを浮かべて、この死にかけている
>「キツネネコ」のために上等のニワトリとハトを用意しました。
>しかしパンダは肉には見むきもしませんでした。
 そこで彼は自分の庭にレッサーパンダを放して、どのえさを選ぶか実験してみた。
>それから起こったことは肉食動物のあらゆる習慣に反していました。
>この飢えて憔悴しきったパンダは熟れずに落ちたリンゴの方へはってゆき、それをむ
>さぼり食ってから、木の葉と若芽を少し食べ、このオードブルの後でバートレットの
>バラの茂みに直行し、そのつぼみと花をたちまちかたづけたのです。
>著者) ヘルベルト・ヴェント
>発行) 株式会社 平凡社
> 世界動物発見史
> 1988年8月25日 初版第1刷発行
「レッサーパンダが好きです」

 あれれ? もしかして、『スーパーニッポニカ』の記述って、上記の事実が伝承さ
れるうちに発生した誤伝?

 しかも、レッサーについては、
>姫路セントラルパークと池田動物園のレッサーは、肉食を実践してミンチを食べてい
>るのである。
 こんな記述もあり。

 だったら、ジャイアント・パンダもって、も一度確認してみると、
 ふむふむ、
>Q3.パンダは肉も食べる?
>A3. パンダが食肉目に分類されていることからも分るように、肉も食べる。
>野生のパンダは、魚やねずみ類も食べるらしい。 1958年にロンドンにやって来
>たパンダ「チチ」は、ローストチキンを食べていたし、 ワシントンの動物園ではド
>ックフードやキャットフードも与えている。
>ただ、絶対に動物タンバクが必要でもないようで、 上野動物園や北京動物園では肉
>類を与えていない。
>パンダは、肉食を忘れた肉食獣ということだろう。
>(参考書籍)
>パンダ日記,中川志郎,新潮社,ISBN4-10-125703-5
>パンダ,R&Dモリス,中央公論社

 おお、チキンを食っていたのは誤伝ではなかった。

 やた。やはり、立派な肉食獣。

 となれば、竹飢饉なぞおきたひにゃ、
 パンダの大群が成都の街をおそって、逃げる群集を……って、そもそも、追いつけ
ないぞ→自分。


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2004.06.20

満員御礼、トンデモ本大賞2004

 6月19日、
 満員御礼、トンデモ本大賞2004


 無事、終了いたしました。

 一運営委員ならびに、舞台進行担当スタッフ(舞台監督)として、ご協力いただいた会員ならびに会外から協力いただいた個人ならに諸機関団体のかたがたに御礼申し上げます。

 独立して2回目。今年は病気とリハビリの関係で、事前の準備にもまったく立ち会えず、ほとんどぶっつけ本番で、なにも起こらなければなにも仕事しなくていいけど、なにかあったら…の進行統括ということで、まじやべえと覚悟してたのですけど、やはり、すごく忙しかったです。でも、にもかかわらず、観客のみなさまの見える範囲内では、致命的な進行ミスはなかったのではないか、と。

 裏方のくせに、やたら、目立ってたように見えてたのは、あれはトラブルのうちに入りません。

 発表者みんな、テンションあがってて、制限時間、袖から合図しようが、客席がわから手を振ろうが、にじりよって、足元から合図おくろうが、すぐ横にでっかい紙に掻いた支持を置こうが、全身さらして同じことしようが、ずえんずえんまったく気がついてくれないのです。
 結局、アナウンスやって声ちゃんに、キャラにあわない冷たい通知役をつとめてもらうしかなかったのです。

 ま、こういったイベント関係のプロというと、商売の興業のマネージメントが仕事だったMCの唐沢さんと、純然たる出演者である立川談之介師匠のみで、進行のまとめ役はできませんから、ロートルの僕にオハチがまわってきてる次第。

 しかも、その根拠は、30年も前の学生時代に、ラジオ局でアシスタント・ディレクターのバイトをしてたという一点だけ。機材からなにからシステムも違ってきてる上に、スタジオ仕事と中継車の手伝い(テレヴィと違って車一台に、運転手、取材担当ディレクター、AD、レポーターだけとつましいもんです)がほとんど、舞台がらみは数えるほどしかやってない。

 さまざまな分野のプロを集めたと学会と言えども、ちょっと専門がずれると、こんなもんです。会員の絶対数も、ものすごく少ないですしね。

 

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